七時間半
「七時間半」獅子文六 舞台は特急「ちどり」。東京発、大阪行き7時間半の旅路で起こるドタバタ劇を描いた長編小説。食堂車の会計係・藤倉サヨ子のコック・矢坂喜一への逆プロポーズの結果は?サヨ子の宿敵、ミスちどりこと、ちどりガールの今出川有女子の4股愛はどうなる?そして、首相を乗せた特急「ちどり」が爆破されるという噂が乗客の間にも広まって……。三谷幸喜のドラマのようなおかしな人間模様に、読むのを止めれず読破してしまうこと間違いなし。函の表紙の不思議なコラージュは、長尾みのるによるもの。本文に誤字が多いのもご愛嬌? 昭和35年/絶版/新潮社/函/定価240円/135×195mm/216P/シミ/ヤケ/函痛み/背表紙かなりヤケ/表紙シミ/蔵書印2箇所(裏表紙に1箇所)/状態やや難あり/装丁長尾みのる