ボタンとハンカチ
「ボタンとハンカチ」源氏鶏太 「婦人公論」に1965年から翌66年まで連載された長編小説。大手商社の社長と副社長との対立を女性秘書の対立の形で描く。重役がボタンをつけてと言われたらつけるべきである。けれどハンカチを洗ってくれと言われれば、それは領分違いである。社長の『ハンカチ』である克子をはじめ、個性豊かなキャラクターが社内の対立をかりたてる。装丁は佐野繁次郎。 昭和55年/絶版/中央公論社/138×197mm/278P/ヤケ小/ビニールカ破れ小/状態並/装丁佐野繁次郎